移設型オブジェ「会遇」~Future World~

去る10月19日をもって、今年の4月から活動してきた狭山市のオブジェ制作活動が終了しました。

19日に市民参加のワークショップを行い完成となりました。

思い起こせば、何か狭山市で制作活動ができるのではないかという話を頂いたのが1年前で、そこからプランを考え、打ち合わせを重ねて実際に活動に入り、そこから常にどうしたら最善のものが出来上がるかを考えていたので、1年間ずっと頭の中でぐるぐると回っていました。

聞こえは悪いですが、頭の中にこびりついていたものが、10月19日の最終日で完成した時に一気になくなり、物凄い達成感に包まれるかと思いきや、「あー、終わったなー」という

何か虚しさが残る感覚でした。

いつもであれば活動後に報告を兼ねてブログを書いていたのですが、何か気持ちの整理がつかず、完成から1か月以上たってしまった今、思い出しながら、でもその方が今回の活動を客観的に見れるのではないかと言い訳がましく思っています。

1か月半という期間が、完成した作品を自分自身客観視することもでき、また様々の人からの賛否のある意見をいただいてきました。

もちろん作品としても良し悪しはあります。その意見はしっかりと受け止めなければなりません。ただ今回の活動自体、自分自身の中では、庭連の活動を通して広く世間に庭の在り方をアピールすること、そしてその活動を通して、庭連メンバー各々の技術、意識、の向上をはかり、その結果メンバーが個々に活動で得たことを自分自身の生活、仕事に反映させ庭の業界を盛り上げていきたいという想いが根底にはありました。

その積み重ねが大事ではないかと思います。

実際に活動の回を重ねるごとに参加したメンバーの技術、意識はどんどん高まっていき、確かな結束力がうまれ、あるメンバーの「大変だけど本当に楽しい!」という言葉が皆をまた盛り上げていき、まさに当初から描いていた、みんなの想いで作品を作り上げるという精神論的な発想でしたが本当にその通りになりました。

未熟な自分の発想から生まれたプランを全国から駆け付けてくれた庭連メンバーの力、口伝で活動を知り参加してくれた方々の力、諸先輩、同志の力のおかげで完成に導いてくださり、この活動を通して自分自身も成長できたのではないかと思います

そして今回の活動のブログを書くという行為自体も、自分自身を見つめなおすいい機会になりました。

そこで毎回ブログにサブタイトルをつけていたのですが、気づいた方もいるかと思いますがすべて映画や曲のタイトルをつけていました。

自分自身のことを書くことは、その時の心境やもっと掘り下げると自分が何が好きだったとか何に影響されたとかも反映されてくるんじゃないかと思います。

このサブタイトルは誰か気づいてくれるかな~とそんな感じで楽しみながら書かせていただいていました。

庭連自体も今回の活動で様々な経験をさせてもらい、成長させていただきました。そして次なる活動には今回以上の力を発揮できるようメンバー一丸となって取り組んでいきたいと思います。

今回の移設型オブジェ「会偶」は、埼玉県狭山市にある元小学校をリニューアルした地域コミュニティーセンター、元気プラザ内にて来年の1月まで設置予定になっています。

ご興味のある方は是非、百聞は一見にしかずで実際に見て感じていただけたらと思います。

最後に今回の庭連の活動を理解していただき、常に協力していただいた狭山市の担当の皆様に御礼申し上げます。

半年という長いようで短い期間でしたがありがとうございました。

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