庭連からのメッセージ

このままでは
日本の文化は衰退し
次世代に何も残せないのではないか?
そう考えた庭師が集い
会を立ち上げました。

「庭連」は、40歳前後の
いわば中堅世代の庭師が中心となって立ち上げたグループです。

その大きなきっかけとなったのは、豊藏均氏(株式会社 創庭社)が企画・編集された『百人百庭』の発刊です。
庭の持つ可能性と多様性、現在までの庭とこれからの庭について庭師として大いに考えさせられました。

さまざまな時流の変化が早い現代という時代の中で、庭に携わってきた自分たちだからこそ、
この国の庭文化を次世代に繋ぎ、紡いでいくべきではないかと、
同じ危機感を抱く者たちが自然と集まりました。

私たちは「日本文化の庭」という概念を主軸に
目的が合致するすべての方と足並みを揃えて活動していきます。

立ち上げに際しては40歳前後の有志が中心になりましたが
この世代へのこだわりはありません。
数年後には、幅広い世代の方々にご参加いただき
理事になっていただければと考えています。
「紡ぐ」という概念が示す通り、20代や30代の理事も歓迎します。

最大の目標は「日本文化の庭を紡いでいくこと」。
現状を鑑みれば、全力で束になって取り組んでも
その目標は達成されるかどうか分からないのが正直なところです。
だからこそ、心に芯を持つ庭師に集っていただき
他の日本文化に携わる方々とも交流を深めていきたいと考えています。

2015.05.23
理事一同

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