,

竹のフォリー

名称:北本 春の森めぐり2016
会期:2016年3月26日&27日
会場:北本駅西口多目的広場、市民緑地4号、埼玉県自然学習センター、きたもとアトリエハウス、北本市役所ホール
主催:北本市、北本市観光協会
共催:北本雑木林の会、北本野外音楽祭実行委員会、埼玉県自然学習センター、きたもとアトリエハウス

竹のフォリー(北本 春の森めぐり2016)

竹のフォリー(北本 春の森めぐり2016)

「積み上がる」
森に人々が集まり、その中から考えのカクが芽生える。
そのカクが積み上げられ、全体が渦を巻くほどのうねりとなっていき、そして人々の暮らしを導いていく。

€イベント写真1
イベント写真2
イベント写真3

まず最初に現地を訪れたとき、雑木林の高さに対し横に広がるようなものにしようと思いました。そこから北本の観光に沿ったモチーフなど色々と模索しましたが、これというものが見つからずにいました。そんな中、現地の北本市観光協会と打ち合わせを進める中、この場所で森の座談会を開催すると聞き、それを年頭にデザインを進めていくうちに、火を囲うような座談会の場を作ろうと思い始めました。

座談会に集まる人が森について、北本について暮らしについて様々な考えを持ち、話の中から一つのカクのようなものが生まる。それは段々と数を増し積み上げられ、やがては渦を作ってゆく。その考え方が、これからの人の暮らし方を導いて行く。このイメージから生まれたカタチが今竹のフォリーのデザインへと繋がりました。

製作者の声
始まりは、昨年10月に埼玉県浦和市のギャラリー楽風で行われた竹によるインスタレーションでした。庭連東日本支部、最初の催しで、展示を見て下さった方々には喜んで貰えましたが自分たちの中では何かやり残したような気持ちがありました。
楽風のインスタレーションの繋がりから、北本市観光協会と日本建築学会が開催するイベント”森の座談会”という -場- を作り上げる依頼を頂きました。3月下旬の開催でしたが1月初頭より準備を始め、全員の意思を確認しつつデザインとコンセプトを練っていきました。北本市観光協会の目指していた、-暮らしと観光のあい間を考える- を手掛かりに模索し結論としては、北本市で獲れる -竹- を材料として使い、持ち込まず、持ち出さず、ありのままの姿で創り上げる事としました。制作に掛かる延べ人数は約200人、想像を超える大変な作業となりましたがイベント前日、無事完成しました。
反省する点も多々ありましたが、これを作り上げたということに意義を感じ、携わっていただいた全ての人に感謝をいたします。

掲載情報
㈱建築資料研究社 季刊「庭」誌 第224号に掲載されました
㈱マルモ出版 LANDSCAPEDESIGN第110号に掲載されました

PAGE TOP