8月の猛暑の中での制作活動は2日間の連チャンという形をとり、夜は懇親会できたる10月の完成に向けて、今回のオブジェの最終的な全体像をどうするかというテーマをみんなで話し合いました。
4月からみんなでやってきた苦労話や参加者メンバーの現状のリアルな心境などを腹を割って話し合いました。
初めましてのメンバーではないから、お互い考えていること、話していることの意味、などは電話やメールでも分かち合えるとは思うけど、やはり直に顔と顔を突き合わして話すことで一気に距離間がなくなり、おぼろげながら作品の今後の方向性も見えてきた。
とはいえ、各々考えや発想も違うからどこを終着点に持っていくかはまだ未定ですが…
そんな楽しい時間を過ごせる仲間ってホントに最高です。
懇親会で飲んだ後は土砂降りの中、傘もささずにラーメン屋をめがけてひたすらずぶぬれになりながら歩きました。そんなバカげたことがまた絆を強くする。まさにおっさんたちの青春ですね。
自分は何かを判断するときに基準にしていることがある。
直観とか第六感とかいうものです。
以前、庭師の大御所と同席する機会があって、その時に聞いてみました。
「何か迷ったとき、ひらめきみたいなことできめてしまってもいいのでしょうか?」
その答えはこうでした。
「もちろんだよ、そのひらめき(直観)にはその人の生きてきた人生観や価値観がそなわっているのだから、その時点ではその判断は信じていい」
とさらっと答えてくれた。
自分自身、直観を大事に生きてきたのでとても救われた気がしました。
とはいえ、自分自身の中と他人の中では全く違う考えもある。
だから今回のように、みんなで活動をするときにはまとめるのは難しいけど、逆にそこがまた新鮮で、自分自身の引き出しも増える機会になると思う。
他人という存在がとても大事になってくる。
狭山での活動も9月の2回の活動で石の制作は一旦終了し、いよいよ10月の本会場へ設置にむけて準備を始めているところです。
9月の初めには狭山市の強力なバックアップを得て、狭山市民の方を招いてワークショップも行いました。
このお蔭で、庭連、狭山市、との絆が一層深くなった気がします。
今回のオブジェ「会遇」の意味することのように、庭連と狭山市が出会って一つの流れに向かっているようです。
残りの限られた時間を全力で全うしたいと思います。