移設型オブジェ「会遇」~imagine~

去る9月14、15日での制作活動で本設置前の石積の加工作業は大方終わりました。

参加メンバー個々のレベルアップによって、7月以降からの作業スピードは断然早くなっていました。技術的な部分もしかり、対応力、自信、信念などの精神面のレベルアップのおかげだと思っています。各々心技体が充実してきました。

まさに無刀取りの柳生石斎舟の境地ですね。

この個々のレベルアップに関しては、当初から期待していたことで、というよりはそこがないと作品としては完成できないかなとも思っていたのですが、予想をはるかに超えてきました。

紆余曲折があったからこその、レベルアップだと信じています。

まだ本設置を控えて、ここで総括するのは早いので気持ちを抑えて、次なる課題に向かっていかなければなりません。

漠然としていた部分

今回のオブジェと設置する場所を繋げる周辺のあしらいを決めなければなりません。

前回の泊りの時には、こちら側のほぼ方向性が決まっていたのですが、設置するエリアに関して、当初希望していた範囲とは違うエリアに変更ということになってしまいました。

もちろん100%の希望が通れば、思い通りにはできるのですが、やはり相手もあることなので80%の希望だったとしても、そこはプロとしてその中で120%のものを作ることが先決ではないかと思います。

そのためには常に想像しなければなりません。

メンバー同士が想像してアイデアを出し、そしてそれをもとにまたみんなで想像する。

何もない空間を頭の中であーでもない、こーでもないと想像することは慣れない人にとっては1分でも辛い作業だけど、メンバーほとんどは普段の仕事でもそんな作業を常に行っているので、話の展開がとても早いですね。

“すべては想像から始まっている”といっても過言ではないと思います。

メンバー同士で話し合い、集まれない人とは電話で連絡を取り合い、限られた時間で各々の頭の中で練り上げてきたのもが、雲が渦を巻いていくかのように、実際には見えていないんですが、全体像がモクモクっと頭の中で出来つつあります。

さていよいよ10月15日から本設置が始まります。

4月から始めてきたこの活動の集大成を形にすべく、メンバー一丸となって立ち向かいたいと思ます。

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