名称:「作庭と作図を高める」研修会
会期:2016年10月25日&26日
会場:ニューサンピア姫路ゆめさき
主催:庭連西日本支部
ノートブック、図面、現場、スケール感。
日本を代表する作庭家 大北望氏、季刊誌「庭」の前編集長 豊藏均氏。
両氏を招き、造園家としての骨格形成を学んだ2日に渡る研修会。
2016年10月25~26日の2日間に渡って行われました。講師の大北 望氏は 日本を代表する造園家として広く知られ庭園作品集『水と庭の精神』の著者でもあります。研修会では作図の重要性や現場との整合性などを実際のスケッチや図面、現場見学を通し庭師としての骨格の形成について濃厚で緻密な講義をしていただきました。さらに隔月刊誌『庭』の前編集長 豊藏 均氏が講座のコーディネーターとなり、あらゆる角度と深さに迫りながら大北 望氏の実体験や勘どころまでたくさんのエピソードを引き出していただきました。
また、参加者の中から数名に、自身の作庭した庭を全員の前で発表してもらい、両氏に講評していただく作庭実例発表会も行いました。
参加者の声
今回の研修で、大北、豊藏両氏は一つの方向性を指し示してくれたのではないでしょうか。ノートブックを用いた紙上試作、そこから着想を得た実設計、それを元に造られた庭。これは大北氏が長年培った経験から生まれた一つの方法です。それをそのまま真似るのではなく自分自身で噛み砕き、理解し、自分なりの骨格を形成していくことこそが熱く、愛のある言葉を頂いた両氏への恩返しだと思いました。
実際に行ったスケジュール
2016年10月25日
13:00:挨拶
13:10:研修会第一部
14:50:研修会第二部
16:30:研修会第三部
18:10:作庭事例発表会
20:10:夕食
21:00:解散(夜更けまで庭談義)
2016年10月26日
7:00: 朝食
9:00: 個人邸見学(1軒目)
10:30:個人邸見学(2軒目)
11:30:好古園見学
昼食
13:30:あずきミュージアム見学
16:00:解散
掲載情報
㈱建築資料研究社 季刊「庭」誌 第226号にレポートが掲載されました